1963年長崎県長崎市生まれ。

青年期まで長崎で過ごす。
責任感、協調性、目標、努力と云う言葉を持ち合わせず育って来た。
社会人に成っても「人生で何をやりたいのか？」私自身に考えがなかった。
転職に転職を重ね、色んな経験を積み、器用で意外に使える　おっさんには成ったが素人の域を超えない。

そんな行き当たりばったりな自分にも伴侶ができ、そして家族が出来た。
何のコネもキャリアもスキルも無い。これからどうやって行こうか？
人生で初めて足元を見る。37才　普通の人より20年遅れている。

そんなある日、人づてに整体を教えてくれる先生がいると聞き、そこまで思い入れはなかったが直感で弟子入り、昼間は仕事をしながら夜間に通った。
そして転機はやってきた、長崎で暮らす父と母、高齢の為か坂道、階段の多い長崎では生活しづらいと二人は故郷である五島に帰郷。
私は当時、家族4人（私・妻・長女・次女）福岡で暮らしていたが　これを機に両親との同居を決意。

そして2006年11月、五島市籠淵にてフジタ整体院を開院する。

開院当初より人数こそ少ないが連日、手に負えない様な症状の方が来院してきた。
開院三日後には自分の技術に限界を感じた。技術が無い分、誠心誠意一生懸命やった。何のフォローにも成ってない、勿論　分かっているしかしそれしかなかった。
結果を出せない日が続く、柄にもなく施術に関する書籍、教材を買いまくり、勉強した。
日を追うごとに「あ～楽になった！」「痛みがなくなった！！」と明るい笑顔を頂ける事も増えてきた。
その笑顔は自分の支えになり、更なる勉強意欲を掻き立ててくれた。
楽になって欲しい・痛みを取ってあげたい、その一心で勉強するがやっぱり何かが足りない。

そんな時、筋膜整体の鈴木直之先生に出会う。足りない何かが補われたような気がした。
二ヶ月に三回のペースで横浜、大阪に通う。色んな意味で負担が大きい。でも、期待して来院して下さる方がいる限りは止まる訳にはいかない。

少しでも多くの方に来ていただいて、今まで悩んできた体の不調を整え、明日への期待、明日への意欲に燃えた笑顔になっていただきたく思います。

最後にこんな私を支えてくれた伴侶。そして行き当たりばったりな自分を一寸変えてくれた整体と云う職業に感謝！

私はいつも勉強して何か覚える度に、以前来院してくれた方々を思い出す。今だったら、もう少しましな事してあげれるのに・・・今だったら、痛み取って上げれるかも？